昨晩、ニュース番組をみていると Twitterでお店の窮状を救ったという話を 番組ナビゲーター ドミニク・チェンさんが話していました。内容は、納豆製造業者が 銀行に融資を断られたことをTwitterで公表したところ 「応援します!」との声と共に、多くの注文が殺到。実はこの納豆製造業者、過去に全国納豆鑑評会で農林水産大臣賞を受賞するなどの老舗で、家族経営ながらも美味しい納豆にこだわっているメーカーさん。そのお店の広報である長女がつぶやいた「融資を断られた」のTwitterでの投稿が会社の窮状を救うことになったというお話。
もう一つ取り上げられていたのは、祖父が経営している印刷所が作った「方眼ノート」が特許をとったにも関わらず販売不振で大量在庫。孫の女子専門学校生がTwitterで「うちのおじいちゃん ノートの特許とってた、宣伝費用ないから宣伝できないみたい。Twitterの力を借りる!・・・」というもの。今では納品待ちというくらいの発注がきているそうです。
どちらも もともとが素晴らしい商品であることが前提で うまくSNSに乗った話なのでしょうが、ここでドミニクさんも着目していたのが、納豆メーカーは長女、方眼ノートは孫娘が家族のことを心配してつぶやいたことが引き金になったということではないでしょうか。
私も祖母がお米を作っていた時、その年は豊作で農協からの買い上げ価格がとても低いとのこと。いつも食べている美味しいお米だったので、当時の会社の同僚たちに相談して買ってもらったことがありました。それを今はSNSを通して多くの共通の価値観をもっている人に伝えることができるようになったのだから、便利な世の中になりました。しかし、その裏側には一生懸命偽りなく作っている姿を間近に見ていた人だからこその、本音のつぶやきだから多くの人の心を捉えたのでしょうね。
こだわりのある作業であるほど時間や効率を忘れて没頭するものです。そんな自分のこだわりのために一番迷惑をかけてしまうのが家族。ですが、家族だからこそ深く理解し、支えてくれるものです。どちらの家族も偽りのない姿をみせ続けたことが今回の幸運を運んできたのでしょうね。そんな頑張る家族の姿に気づいたら、そっと胸の内に秘めずに 何かの折りにカタチにして応援してみませんか?
何よりも強い味方は 一番近くにいるのだと。あなたを応援!!(クリスタルりんごはこちら→)