昔と今
昔は3学期の始業式といえば、1月8日。9月1日が2学期の始業式と思うのと同じくらい 記憶にある日付なのですが 今では学校そのものが二学期制になったり、寒い地方では冬休みの在り方も違うのかもしれませんね。それでも、まだまだ私の周りでは1月8日が始業式という学校に通うお子さんをお持ちのお母さんが多く「ようやくホッとできるわ。」なんて声を聞いたりします。
世の中の移り変わりは早く年末の本の整理でも「ケータイ小説第一位!」などと帯のついた単行本がでてきたりと、紙媒体も目まぐるしいものがあります。年始早々デパートもお店を開けたり、24時間営業のコンビニは大晦日も元旦も変わらずの雰囲気。その昔1月1日はシーンと街全体が静まり返っていた雰囲気がありましたが 今の子供たちはそんな雰囲気を感じることはないのかもしれませんね。
それでも、初詣や振袖の女性、数は少なくなったけど門松やしめ飾りは気持ちを厳かなものにしてくれます。ある意味、NHKの紅白歌合戦はどれだけ視聴率が下がったとしても続けて欲しいし、重箱に詰めなくても元旦にはお節料理が食卓に並んで欲しいと願うものです。
昔がよくて今がダメなことなど何もないし、今がよくて昔がダメなこともなにもない。多種多様なライフスタイルが実現可能な世の中だからこそ、私は毎年同じお正月を迎えることができることをとても幸せに思ったりするのです。「学校に行ける幸せ」「仕事ができる幸せ」「ご飯が食べれる幸せ」・・・去年と、昨日と、同じことが起こる幸せに日々感謝しながら、今年も1週間が過ぎました。この「幸せ」を感じる気持ちを忘れずに、残り51週間の2015年を楽しみましょう。