8月になると気になるのが穴吹川筏下り大会。
毎年、ガラス工房のスタッフと参加したり 景品を提供したりしてお付き合いを続けさせていただています。穴吹川は2013年8月2日に発表された国土交通省四国地方整備局による水質調査でも有機物汚染が1級河川の中でもっとも低く それゆえ名実ともに「日本一の清流」。
今年は猛暑のせいか水の事故も多いようですが、それでも自然の中の水遊びは危険と隣り合わせといえども心躍るものがあります。数年前は七輪を川岸に持ち込んで焼肉をしながら子供達と川遊びを楽しんだりしたものです。海辺のBBQのような派手さはありませんが、崖下の岩場の木陰を見つけては七輪を岩の上に置き、ゆっくりと炭火でお肉やお野菜を焼いて夏を楽しみました。私は真夏の海より川の水の冷たさの方が好きですね。波の音というのが川にはないので それは淋しく思うのですが それでもウルサイほどのセミの声や苔いっぱいの岩肌を流れる細い清水をみると「涼」を感じます。
この筏下り、実は水かさが重要なポイントで 少なすぎると筏を引っ張ってゴールまで進むことになります。筏下りならぬ筏引っ張り大会のような年もありました(^^ゞさきほど 観光課の人とお話ししたのですが今年は昨年より水かさはあるよう。昨年は水かさが少なく座礁の連続で・・・今年も参加者の健闘を祈りたいものです。ちなみに平均下り時間は1時間35分。結構 長時間でしょ(笑)
さて、「日本一の清流」と聞いて高知 四万十川を思い浮かべる人も多いのでは。水質はBOD(生物化学的酸素欲求量)値で測るそうで、平成23年調査で四国の水系は「もっとも良好な河川」には選ばれていなくて、平成24年の調査で「もっとも良好な河川」ベスト9に 高知の二淀川水系と徳島 吉野川水系の2河川が選ばれていました。ベスト9といってもBOD値が同じ値なら同順位になるので一位は9河川あるということですね。平成23年では12河川が1位に。3河川減ったのは悲しいことです。それでもBOD値が満足した地点の割合は過去2番目で90%。それだけ聞くと凄いなあと思うのですが、資料をみると平成21~23年は91%で、過去最高。なので 今年は1%悪くなったということ。
自然が美しくあっての人の生活です。1%川の汚れ増え、3河川も最高品質の河川が減った事実は自分たちの近くの吉野川水系や二淀川水系がよくなったのは嬉しいけど、全国的には悲しいことです。どうぞ来年は回復しますように!
さあ、夏本番!川や海・山でいっぱい遊んで そのついでに清掃を忘れずに。危ないから、汚すからといって近づかないことが一番もったいないこと。いっぱい遊んで、いっぱいお掃除を!