この春頃から色々と考えることがありました。一番考え込んでしまったのが「自分は何者」で「何ができるのだろう」ということ。この春まで私はガラス工房の主宰であり、家庭においては子育てが中心で、家族が大切で、その次が仕事でした。決して仕事に手を抜いているというわけではありませんし、仕事としていつも真剣に取り組んできたつもりです。その中で自分が得意としてできることは「インターネットでエッチングガラスを販売する。」ということで、その特技を活かしてエッチングガラスを手にした人を幸せな気持ちにしたり、贈り物としてお役に立てて喜んでもらったり、また「エッチングガラス」を知らない人にそれを広めることでエッチングの良さやサンドブラストに興味を持ってもってもらえ、それを通してギフトを贈ったり贈られたりすることで人の絆がより深く結びつき社会がよいものになる、と信じて仕事をしてきました。もちろん、そのことに何ら変わりはありません。そして、
まだまだ「エッチングガラス」はギフトとしての地位を確立しているとは思えないし、やるべきことはたくさんあると思っています。
でも、人との絆を強く結びつける贈り物って 別に名入れガラスだけじゃなくてもいいわけで 衣料品や食料品などでもいいわけです。お歳暮の季節に百貨店に並ぶ品々だってどれも素晴らしい商品です。それでもどんな商品も うちのエッチングガラスたちにはかなわないよ~と思うときがあります。
元々子育て大好きだった私はこのエッチングガラスたちをみて涙と笑顔でもうくしゃくしゃです(^^)
作っていて一番喜びを感じるエッチングガラスです。そう、それは本当にお客様ご自身がかかれた手書きの絵のエッチングガラスなのです。(写真は8人のお孫さんたちが書いた絵をお父様が当店に注文、ワイン好きのおじい様の還暦のお祝いに贈るというものでした。三世代ギフトです。)
もちろん、誰にでも絵心があるというものではありません。かくゆう私も絵はお世辞にも上手とは言えません。ですが 多くのエッチングガラスのデザインの中からお好みのものを選んでいただいて、また一部の手書きと既製の柄を組み合わせたて製品への自由度を広げることで 私たちの仕事はもっともっとお客様のお役に立てることがあると思ったのです。
そんな想いから11月26日からネットだけでなく、
お買い求めいただたお客様にご案内という意味も込めて
リーフレットを同梱させていただいております。わたしたちの一番得意なことは、お客様のオリジナルな発想をエッチングガラスに表現すること。それはスタッフが全員が女性であり家族があり、そのことを何より大切に思うメンバーでお仕事しているからこそ その気持ちが嬉しいほど分かって、もっとももっと皆様のお役にたちたいと思ったりするからです。
本当に「世界にひとつだけのオリジナルエッチングガラス」を1枚の絵から。それこそが「想いをカタチに」の真の意味。その絵がこの世に残ることが書いた本人も 受け取られた人にも 至福の喜びを与えることを私たちは知っています。そのお手伝いを精一杯させていただきたいと心から想い、これからも頑張っていきたいと思うのです。