お雛様のシーズンはなぜかしら心がピンク色になります(笑。きっと面倒なお雛飾りを毎年出してくれた、懐かしい子供の頃の記憶が蘇るからかもしれませんね。人は時として自分を慈しんでくれた人のことや時間を忘れてしまいますが、何かのキッカケで心に蘇ってくるものです。お雛様にはそんなパワーがあるのかもしれませんね。
お雛様に限らず 端午の節句やクリスマスツリー・鏡餅、最近ではハロウィンなど懐かしい記憶を呼び覚ましてくれるイベントは心がワクワクします。もちろん、バレンタインデーやホワイトデーなどは 嬉しい・楽しい記憶だけでなく、思わずすべてを忘れ去りたい記憶もあることでしょう。それでも記憶が残るほどの体験は 1年365日あっても、数えるほどしかないはずです。そして、その記憶も徐々に厳選されて行き、記憶が薄れて、最後はなんとなくうれしかった気分や哀しかった気分だけが そのイベントの名前とともに心のどこかに残っているはずです。
あなたには どんなお雛様の記憶が残っているでしょうか。男の子には縁遠い話しかもしれませんが、なんとなくソワソワした気分になったら 幼い時に女の子の家にお雛祭りパーティにお呼ばれしたのかもしれませんね。ママやパパにとっては 後片付けが大変だった記憶や おじいちゃんやおばあちゃんにとっては初孫へのプレゼントの記憶かもしれません。
日本人は言葉で感情を表すのが苦手な人種だと言われることがあります。でも そのかわり四季折々の行事やお中元・お歳暮のご挨拶など、コトやモノで 相手に「ありがとう」や「おめでとう」を伝えることが得意といえるでしょう。そんな優しい感情を「カタチ」に代えてみませんか。その感情はきっと 相手もあなたも優しく包み込むはずですよ。