あけまして おめでとうございます。
今年も新しい年が始まりましたね。特に「何かをする。」と決意することはないお正月なのですが、家の神棚とお仏壇・お荒神さんに、「家内安全」「商売繁盛」を拝んで新年がスタートします。そして変わらずの家族メンバーで変わらずの話題をし、変わらずのお節を食べ、一年がスタートします。
でも、この「変わらず」というのが 本当は一番難しいと思うのです。子供の受験や成人式が年明け早々に行われたりする年は、たかだか元旦の午前中だけのことなのに、家族であるがあまりお互いが気を使いあって一緒にお節を食べる時間を省こうとしたり、おめでたい行事だけでなく病気やケガで家族が一緒にお節を食べれないこともあったり。
家族だからこその労りや遠慮が重なってお正月の一人で過ごす人が増えてきているのではないでしょうか。もちろん、お互いを思いやる気遣いはとても大切なことです。お節料理はなにかと出費もかかるものですし手間もかかります。それでも、一年に一度、元旦に家族一緒にお節を食べることはその年を無事に乗り切る原動力になると思うのです。「変わらず」お正月にお節を食べれることさえできれば、今年もなんとかなる!と、私は訳もなく信じています。家族の要となる年齢となったからこそ、その想いは強くなりました。どうか新しく家族を作る方たちにも そんな風にお節を食べてもらいたいなあと、食いしん坊の私は年始めから思ったりするのです。さて、今年の我が家のお節は
半分はお取り寄せのお節、半分は手作りのお節。見た目は今一つかもしれませんが 手作りのお節は、ほぼ25年変わらず出されるお正月の味です。お雑煮はねさし味噌を使っていたのですが、お味噌やさんの都合で味が変わってしまい 普通の白みそになってしまいました。それでも、お正月に義母の里芋の色談義(いかに、煮崩れさせず白く仕上げるか)や、数の子の味付けの妙についての話は毎年変わらず。本当にこの「変わらず」こそが幸せの時間だったりすると思うのです。
きっと今年もいろんなことが否応なしに起こると思います。いい事もわるい事も どうすることもできない出来事だって起こるでしょうが、来年も「変わらずに」お正月を迎えれることだけを願い、今年一年頑張ります。そして 皆さまにとりましても 来年も今年同様に笑って過ごせますよう 大過ない一年でありますように、心よりお祈り申し上げます。