みなさんはワークショップに参加するのはお好きですか?私は大好きです^_^;職業柄、器用そうに云われますが、天性の器用な人と比べるとお恥ずかしい限りです。当店で開催したグラスリッツエンのワークショップでも5~6歳でも指先のとっても器用な子がいたります。もう、脱帽するくらい上手にリューターを使いこなすのですが、その親御さんが器用であるかというと、そうでもないこともあります。本当に、その道に進めばすごく幸せだろうなあと 小さいお子さんながら羨ましく思い、本人にではなく、親御さんに「この子は手先が本当に器用で、羨ましいですね。」とお世辞抜きで感想を述べさせていただいたりします。親というものは他の子と比べることがないので、そう他人から云われるとうれしいのでしょうね。とってもいい笑顔をされてました。
もちろん、器用さは天性だけでなく後天的なものや日々の訓練なども重要です。先日もガラス教室の先生と話していたのですが、先生の教室のワークショップに「とっても器用に作業する人がいて、職業を聞いたら 歯科技工士さんだったよ。」一同納得!歯といっても乳歯などはとっても小さい。それを口を開けた状態の限られたスペースで作業するわけですから、それもすごいことですよね。
いずれにしても天性の器用な人もいれば、仕事柄、器用になる人もいると思います。私も先日「寄木細工」のコースターを作るワークショップに参加してきました。寄木細工というのは、様々な木材を組み合わせ、それぞれの色合いの違いを利用して模様を描く木工技法で神奈川県の伝統工芸品としても有名です。200年ほどの歴史を持ち、縞・市松・矢羽根・青海波などの伝統的な文様を木で表現します。
ある程度決まったパーツを渡されて作り始めたので それほど突拍子なデザインなどはできませんでしたが、それでも心の中では 「ほかの人とは違うデザインを!」なんて密かな野望を抱いたり仕上げ磨きの時も隅々まで絶対に手を抜かない、なんてワークショップをする上で当たり前のことながら、気合を入れて磨いたりしました。そして、最後に参加者の皆さんに「こんな模様もできるのね。」などお世辞とわかっていながらも、おっしゃっていただくと とっても嬉しくなりました^_^;
人はすでに身についているものや、努力して手に入れたもの、また自分では当たり前のことなどを他人から評価されると、嬉しくなるものです。得てして、そうゆうものは自分で分かってなかったりします。こちらのデザインのグラス。実は細かくこだわっているのですが、お分かりいただければ嬉しいです^_^;