お雛さま
忙しくなると一番に手を抜くのが お掃除・お料理。最近、バタバタ気味で これではイケナイと思い朝方に美容院の予約を入れようとしたところ「本日の予約は承れません」とのこと。では、、、と思い、愛犬マロンのサロンに電話をかけるも こちらもキャンセル待ち。あらあら、これは お家の手入れをしっかりしなさいと神様の思し召しかしら~などとおもいつつ、お気に入りの割烹着にアイロンを掛け、お天気がいいので布団を干して、庭木に肥料を蒔き 車を洗って お雛様を出しました^_^;
忙しいとは 「心を亡くす」とよくいったものです。 もう少しでお掃除・お料理どころかひな祭りを逃してしまいそうでした。今更ですが お雛様はいいものです。お人形遊びの延長ではあるのですが 三人官女のお顔が微妙に違うあたりは、女の子ならではの気になるところです。また我が家の五人囃子は3人がピンク系の着物で、2人がブルー系の着物なのです。ピンク系の着物の男子が心持ち目が大きな気がします。考えすぎでしょうか(笑
明日は時間を作って 桃の花と雛あられを買いに行くつもりです。いつも思い出すのは ぼんぼりの灯りだけをつけたひな壇の前で、次女がこっそりお雛様の口にあられをたべさせようと背伸びをしている姿です。そんなにひな壇に力をかけすぎるとひな壇が崩れはしないかと障子の隙間からドキドキしてみていたものです。「お雛様にはさわってはダメですよ」と言い聞かせてはいたのですが、誰もみていないと思ってこっそり背伸びをしながらひな壇に手をかける姿を止めるなんて、野暮な話しですから。
あの時、お雛さまがこっそり微笑んだように見えたのは 忙しいながらもお雛様を出した新米ママへのウィンクだったのかもしれませんね。そんな新米ママも今では貫禄ある母になり、娘も、ひな壇より背が高くなりました。そんな姿をきっとお雛様は 微笑ましくみてくださることでしょう。次にお雛様の微笑みに会えるのは いつのことかしら。