最近観た映画のワンシーンで、主人公が気になる女性の車に乗り込むと、そこには彼女の描いた絵が。
主人公「素敵な絵だね、売っているの?」
彼女 「そう、でもプレゼントするわ。」
主人公「いや、いいよ。売り物だったら お金を払うよ。」
彼女 「お金をもらったら プレゼントにならないじゃない。」
なんでもないシーンの会話ですが、なぜだか私の心はジ~ン。
そう、プレゼントをする時って「見返り」じゃないのですよね。こんなものをいただいたから、これぐらいの金額のものを返すというのではなく、「この人が使ってくれたら、嬉しいな。」や「この人のもとには、これが似合うから傍に置いてほしいな。」という気持ちから入るものだと思うのです。
たとえば、学生時代の恩師に「感謝の気持ち」を現した贈り物を贈ったとします。自分たちのやんちゃだった時代に厳しく指導してくださったり、進路や部活で悩んでいた時に力添えしてくださった先生への恩というのは当時は分からなくとも、時が経つにつれ ありがたく感じるものです。時が教えてくれて 心から「感謝」の念が湧き上がったときに、先生には上っ面ではない「感謝の心」を伝えたくなるものです。
なので、卒業式の時は 一人200円ずつ集めて先生に花束を!で充分と思うのですが、年末・年始に多い同窓会などでは、先生に本当に伝えたい言葉などをカタチにして送ってみるのもよいかもしれませんね。もちろん、同窓会でなくとも、「この人には 自分の今のこの気持ちを伝えたい!」という想いをカタチにするのは照れ臭いかもしれないけど、後々になってよい思い出となり それが自分への覚悟にもなります。
大好きな彼女や彼氏にクリスマスの夜に「大好きだよ」の一言を刻んだガラスなど、贈られた人にとっては一生の宝ものですもの。そんな宝もの作りが多くなる季節が今年もやってきました(→クリスマスの贈り物は
こちらから)